人間心理学

人間関係に疲れなくなるコツは、相手を否定するよりも自分の感情自体を変えること

 

前回の記事では、「人間関係に疲れてしまう理由」について書きまして、今回は続きの内容となります。

前半→日常生活で自分のキャラクターを隠していると、人間関係にストレスを抱えやすくなる。

人間関係に疲れ、病んでしまう人の特徴とは

本当の自分のキャラクターを偽り、感情とは別の言動を日常的に行っている人。

つまり、無理して人と話を合わせたり

腹立たしい・つらい感情を隠し笑顔を作ることにストレスを感じている人であるということをお話しました。

この行動は自律神経にダメージを受ける上に病気にかかりやすくなる等デメリットが圧倒的に多いです。

ということで今日は、仕事モードの自分になっても疲れにくい会話の仕方を書いていこうと思います。

感情コントロールの研究

 

 

 

 

 

アリゾナ大学で、色んな業界で働く社会人2500人を集め

人とのコミュニケーションの中で、激しい苛立ちや深く落ち込むといった感情の時に

自分の感情をコントロールする為にどんなことを考えたり、どんな言動をしているかを聞きました。

その結果、腹が立っていても表情には出さず、無理やり笑顔を作ったりするなど

自分の感情を変えず言動だけを変える浅い演技をする人と

自分の表情や仕草を変えるのではなく

話を聞いて自分の感情から変えようと努力をする深い演技をする人に分かれました。

つまり

イライラするけどとりあえず笑ったりお世辞を言ったりして早くこの場をやり過ごしたいと思う人と

確かにこの人の言うことは一応一理あるし・・と、自分の感情を変えられるように目の前で起こったことを再解釈し、自分の嫌な感情に気付いてもどうやったらポジティブに変えられるか考えて人と対峙する

この二つに分かれていたのです。

深い演技をする人の心理状態

深い演技をする人というのは、ネガティブな感情を持っても相手を否定するのではなく、相手のことを理解しようと努力し、仲良くなりたいと思っている人が多かったのです。

深い演技しかしない人、つまり相手と仲良くなろうとしてる人は

周りから好感や信頼を持たれやすく

仕事を手伝ってもらったり、いいアドバイスがもらえるなど深いサポートを受けてる場合が多い傾向があります。

その結果、仕事の達成率も非常に高いこともわかっています。

 

 

 

 

 

研究データによると、浅い演技、深い演技の使い分けをしている人もいます。

ですが、使い分けをしてる人が深い演技をする時の心理状態を調べると

相手と仲良くなるために理解しようとしているのではなく

相手に気に入られたいという感情から来ていたものであり

深い演技のみをする人の心理とは全く別のものでした。

人間関係に疲れる原因は浅い演技をしているから

前回の記事と冒頭でも話しましたが

人間関係に疲れ、日常生活に病んでしまう人の特徴は

自分の感情を偽って無理に笑うなど気持ちとは違う言動をする人。

つまり、浅い演技をしている人。

仕事や日常生活の中で自分を偽りながらも心を疲れさせない為には

浅い演技をやめて深い演技をすることをおすすめします。

まとめ

 

 

 

 

 

深い演技をするポイントとしては、人を否定するのではなく

これは試練かもしれないと捉えるようにするといいのかもしれません。

起こった出来事は変えられないけれど

自分がどう受け取るかは変えられます。

幸福度は下がらないし、ストレスも最小限に抑えられるので

辛い状況でも解釈を工夫してみることで自分の感情を変えてみてはいかがでしょうか。

 

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