緊張した時や、精神的に追い詰められている時
心を落ち着かせ余裕を持って対処できる人と、
パニックになってどうしたらいいのかわからなくなってしまう人がいるかと思います。
筆者は何十年もずっと後者でした。
人よりも緊張しやすくて、体が震えたり、全身から汗が止まらなかったり。
今回は、緊張した時や極限状態の時にどうしたら落ち着いたメンタルを保てるのか、
人間の不安や落ち着きはどういうところから来るのかを書いていこうと思います。
不安のネガティブスパイラル
不安や緊張があると、何故人は上手く話せなくなるのでしょうか。
まず、不安や緊張を感じると、時間が過ぎるのを早く感じるせいで焦ってしまい
人と話す時言いたいことが上手く言えなくなります。
言えないせいで相手の感情は憶測するしかなくなり、
相手の情報が読めないせいで不安になりもっと言えなくなります。
そして、自分で物事を何もコントロール出来ないことでより不安になり
不安のネガティブスパイラルが起きます。
このループを止める為に、焦りや不安の対策がすごく重要となるのです。
不安には感謝が効く
ネガティブスパイラルを止めるのに重要なのは感謝です。
他人に感謝しましょう、のようなよくある話ではなく
深呼吸をするとか、瞑想をするとか、メンタルを落ち着かせる様々な心理テクニックの中でも「感謝をする」という行為は
最も人間の不安や緊張を取り除くことが出来るものなのです。
そして、感謝をするのに最適なのが感謝の日記です。
感謝の日記
もちろん、直接人にありがとうを伝えるのでも良いのですが
改まって言うと少し照れくさいとか、遠くに居て伝えるのが難しいとか、
そういう場合でも使えるのがこの感謝の日記です。
毎日書く必要はなく、週に1回、3つでも良いので
感謝の日記を書くだけでも絶大な効果が出ると科学的にわかっています。
日記でもブログでもツイッターでも構いません。
また、今日はどんなことに感謝が出来たのか、
一番感謝出来たものと結びついてるような写真を一緒に載せるとより効果的です。
感謝の日記を書くときの効果的なポイント
暗い気持ちだったけど綺麗な空が心を晴れやかにしてくれた、など天候や自然に対してでも良いし
この体験が出来たおかげで自分は成長させてもらえた、など体験についてでも良いのです。
自分が何に対して感謝をしたのかを書くことで
幸福度が高まり、心に余裕が出来るのです。
また、少し緊張するなと思っている相手と会話をする前に
3つ感謝できることを思い浮かべるだけで心理的余裕が生まれます。
そうすると更に、
相手に余裕がある態度を見せている自分に自信が付き
自信のある行動が出来るので、話の説得力も上がります。
緊張する時って、大事な瞬間だから緊張するわけですよね。
今この瞬間、自分は誰のおかげで迎えられているのかを考えて感謝することで緊張をやわらげることが出来るわけです。
自分の感情、体の感覚、環境を注意深く見てみて
どこに感謝出来るかを探してみることがポイントです。
まとめ
不眠症の人が感謝の日記を書いたら
寝る前に不安が湧き出る現象が減り、一週間でぐっすり眠れるようになったり
衝動買いをしてしまう人は、短期的なものよりも
長期的なメリットに目を向けられるようになることで目先の欲望に負けなくなり、
忍耐力が強くなることで本当に自分がお金をかけるべき所に
お金をかけるようになるなど
生活習慣さえも感謝の力で補正されることがわかっています。
スマホのメモ帳でも良いので、是非試してみてはいかがでしょうか。