私たちは自分が幸せかどうかを、他人と比較して考えることがあります。
この人と比べるという行為はデメリットばかりで、比較することで人生の満足度が下がってしまったりとか、メンタルが落ち込んで鬱になりやすくなります。
人間はどういう考え方を持っているとついつい他人と比較したくなってしまうのか。
この人と自分を比べてしまう比較癖から脱却するにはどうすれば良いのかをまとめていきます。
なぜ人と比べてしまうのか
幸せになりたいと私たちはよく思いますが、人間は幸せになりたいと思えば思うほど他人と比べるようになります。
何故かというと、あなたは幸せですか?と聞かれた時、自分のやりたいことをやっているとか目標を叶えられそうだとか、何かしら自分の基準があって「幸せだ」と答えられるなら良いのですが
こういったものがない人は自分が幸せかどうかわからないから他人と比べ始めます。
最初は自分よりも低い人とか、周りにいる自分と似てる人と比べて自分はそれなりに幸せだと思うことが出来るのですが、段々それがネット上に及びます。モデルみたいに綺麗な子とか、とんでもないお金持ちとか。
こうなると自分はこういう所が良くない、こういう所が違うなど悪いことばかり見えてきます。
その結果、これが足りないあれが足りないなど欠乏の心理状態に陥ってどんどんうつ状態が加速していってしまうのです。
比較癖は悪化していく
どうしたらもっと幸せになれるんだろう?と他人との比較を始めたことが原因で
求めていた幸せを逃してしまうというのが比較癖の恐ろしいところです。
別に自分は不幸ってわけでも鬱でもないし、収入もとんでもなく少ないわけでもないけど、幸せかと聞かれたらそうでもないな…と思う人は胸に手を当てて考えて見て下さい。
人と自分を比べてしまっていませんか?
投稿型SNSを使っている人は病みやすい
実際に他人との比較というのは、他人と比べる時間が長ければ長いほど自分の中の主観的な不幸が増大してってしまうことが色んな研究によって判明されています。
平たく言ってしまうとSNS、特にインスタやFacebookなど投稿型SNS。他人と自分の投稿を見比べることが出来るSNSを使っている人というのは、当然ですが使っている時間が長くなればなるほど他人と自分の比較が増えますよね。こうなってくると人間はどんどん不幸になるという研究があります。
SNSは綺麗な表面の部分しか見せないせいで〝みんな楽しそう″〝なんで自分だけつまらないんだろう″と思ってしまいます。
大体SNSを見る時って自分が暇な時ですよね。暇だなと思っている時にみんな楽しそうだなと思うものを見るから余計に病みやすいのです。
人間は自分の行動を決める傾向がある
例えば、海外など自分が良く知らない場所に行ったら、周りの人間の様子などを見ますよね。
これは何故かというとみんながどんな行動を取っているのかを確認して、自分が取るべき行動が正しいのかチェックしているのです。
SNSで他人のポジティブな行動ばかり見てしまうと〝みんなポジティブでみんな楽しそうなんだ″と感じます。
一方一人で家にいる自分に焦ってしまって、現実的な考え方が出来なくなってしまうのです。
隣の芝生は青く見えるという言葉がありますが、人間はその性質をガッツリ持っていて
私たちは他人が持っているものに目が行きやすいです。
比較癖とSNSがくっつくと起きること
人間の脳には自分に必要なものを自分で決めるというよりも、他人が持っているものに意識を向けて、失敗しないように行動するというシステムが生まれつき備わってしまっています。
これがSNSとくっつくと結構まずくて、自分は幸せなのかな?どういう判断をすればいいかな?何を買えば良いかな?と思った時に〝そうだ友達は何をしているんだろう″と思いSNSを見てしまうと惨めな気分になってしまうのです。
更に、すごい興味があるわけじゃないけどなんとなく見たりしますよね。見た後に〝ヤバイ1時間も無駄なことに時間を使ってしまった・・″という自責の念にもかられやすく、SNSはそういうダブルパンチを受けてしまいやすいです。
まとめ
他人と自分を比べて不幸になってしまう比較癖。
幸せになりたいと思った時、人間は他人と自分を比べてしまう。
そして他人と比べる癖が加速してくると、結局自分が惨めに思えてくる。こういう癖が人間にはある。
更に投稿型 のSNSをやっている人が増えているから、比較癖を持っている人間がかなり多い。
この、他人と自分を比べてしまう比較癖を治す方法を
次の記事で紹介するのでぜひ続いて読んでみて下さい。