前回、避妊・去勢手術をするメリットとデメリットについての記事をあげましたが→犬の去勢手術はした方がいい?去勢を決めた理由とメリットデメリット
今回は手術の前日から抜糸までの様子を具体的にお話します。
避妊・去勢手術を受けるかどうか迷っている人は良かったら参考にしてみて下さい。
避妊・去勢手術の費用と停留精巣
オスの去勢手術は約2万円〜3万円(日帰り)
雌の避妊手術は役3万円〜5万円(一泊入院)
が、平均的な費用です。
私の愛犬はオスなので、元々診察料全てを含め3万円と言われていましたが、手術の前の診察で停留睾丸だということがわかり【睾丸(こうがん)とは精巣のことです。精巣は成長と共にお腹から陰のう(たまたま)内に下りてくるものですが、一定期間をすぎても精巣が陰のうまで下りていない状態のことを停留睾丸(ていりゅうこうがん)と言います】
急遽、停留睾丸の手術も同時にすることになったので去勢2万7000円+停留睾丸1万3000円で4万円の手術になりました。
また、乳歯がまだ残っている子は全身麻酔の時に綺麗に抜いてもらうことが多く、1本につき2000円で残っていた4本をお願いすることにしたのでこちらも合計すると4万8000円税別となりました。
去勢手術の前日
夜ご飯はあげて大丈夫ですが、それ以降は水のみokということでした。
ネットで調べると水も与えない方が良いという意見があったので気になってもう一度確認させて頂きましたが大丈夫とのことでした。
去勢手術の当日・診察
午前中に病院に連れて行き、診察を受けます。
血液検査をしたら血液に数値が見られ、ささみのジャーキーを控えるように言われました。無添加と書かれていたものを1日2本ほどあげていたのですが、加工肉のようなものはよくなかったようです。
この時は今日の16時以降に迎えに来るように言われますが、その後すぐに電話があり停留睾丸だと告げられ入院が決まりました。
手術後の様子
無事手術が終わり、傷口を舐めないように術後ウェアを着て帰ってきました。
薬を朝と夜にご飯に混ぜてあげるように指示され、安静に過ごします。
傷口の痛みと怖い思いをしたせいで元気がありません。食欲だけはあるのが唯一の救いでした。
今までにないくらい甘えたがりで、飼い主の姿が見えないと不安がるので、可能であれば数日はしばらく側にいてあげて欲しいです。
一日中ほとんど動けない日々が3、4日ほど続きます。痛みのせいでうんちがなかなか出来なくて、いきむと痛がって鳴くのが非常に痛々しく、この時は手術をさせたことを後悔すらしました。
手術後の様子、後半
4日を過ぎると元気になって、自由に歩けるようになります。
傷口に舌を伸ばして舐めてしまうようであればエリザベスカラーをつけるようにして下さい。
散歩は行っても大丈夫ですが、お腹は洗えないので私は控えてました。
10日後に抜糸
病院に連れていき抜糸をします。シャワーもokになります。
傷口が気になって舐めますが、もう傷口は塞がっているので舐めさせても大丈夫です。
久しぶりの散歩がとっても楽しそうでした。
まとめ
当たり前ですが去勢手術はものすごく痛い思いをさせてしまうし、大きな不安とストレスを与えます。
手術をしてから2ヶ月近く経った今でも、頑張ってくれたことに毎日感謝をしています。
去勢前と変化があるとすれば、家の中でマーキングを止めるようになったのと、マウンティングをしないようになりました。避妊・去勢をするとおとなしくなるとか太ると聞いたことがありますが、今のところそういったことはなく以前と変わらないです!
病院を選ぶ時は費用の安さよりも色々質問をさせてくれるような先生で選んだ方が、飼い主さんとしても絶対に安心出来ると思います。
避妊・去勢手術は愛犬と飼い主が一緒に乗り越えるものだと思います。手術を受けると決めたら、術後数日は側にいてあげられる環境を作るなど大切なわんちゃんを安心させてあげてください。
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