愛犬の避妊手術、去勢手術をするかどうか悩むことって
飼い主さんなら誰もが通る道だと思います。
自分は最後の最後まで迷って手術することを決めました。
去勢手術をするメリットとデメリットをまとめていきますので、去勢するべきかどうか悩んでいる方の参考になれば幸いです。
目次
去勢手術をするメリット
1、ガンにかかる確率が減る
〝去勢した方が病気にかかるリスクが減る″だとか〝長生きする″って話はよく聞きますが、去勢をする=健康になるというのは少し違います。
まず、病気による死亡理由で最も多いのはガンと心疾患です。特に犬は高齢になると生殖器・乳腺にガンが発生する確率が非常に高いのですが、避妊・去勢手術によりガンにかかる確率が間違いなく激減します。
つまり最も多い死亡理由のガンのリスクが減ることにより、統計的に避妊・去勢手術をした犬はしてない犬に比べると長生きしているという結果が出ているのです。
2、安心して散歩が出来るようになる
散歩に行ったら広い公園でリードを伸ばして、たくさん走らせてあげたいと思っています。
もちろん公園には他にもたくさんの散歩中のわんちゃんがいます。もし避妊をしていないわんちゃんに近づいて妊娠させてしまったら・・・。
そういう心配がなくなって安心して遊ばせてあげられるようになるのはすごく大きかったです。
3、マーキングやマウンティングの防止
オスなので毎日マウンティングをしたがっていて、そういう苦しさを無くしてあげたいなと思いました。これも大きいです。
また、家中に足を上げてマーキング(おしっこ)をしてしまっていたのですが、高い確率で足を上げておしっこをするのを止めるようになるようです。
実際、トイレでたまに足は上がってますが(笑)、おしっこをする時はトイレに行き、トイレ以外で家の壁にひっかけることがなくなりました!
また遠吠えの防止にもなり、攻撃性が低下して性格が穏やかになるのでしつけがしやすくなります。
去勢手術をするデメリット
1、去勢手術により死亡することがある
デメリットというか、リスクですね。私はこれが怖くてなかなか踏み切れませんでした。全身麻酔ですし、どんな手術でも絶対に失敗しないということはありません。実際に麻酔の量や手術に問題はなかったのに、そのまま目を覚まさず死んでしまったというお話も聞いたことがあります。
というと怖がらせてしまうかと思いますが、避妊・去勢手術自体は難しい手術ではありません。一応リスクではありますが、死亡することはほとんどありません。
2、数日は痛みを伴う
3、4日経つまでは痛みで動けないままになります。
特にトイレがなかなか出来ずに痛がって鳴くので、こちらの勝手な判断でこんなに痛い思いをさせてしまった・・と後悔すらしました。(今はして良かったと思ってます)
愛犬に大きな痛みを伴わせてしまうのは事実です。
精神的にも不安定になるので、飼い主さんの側にずっと居たいはずです。可能であれば家族が家に居られる日に手術をして、数日は様子を見れる環境にしてあげた方が良いと思います。
3、太る
去勢することで異性への関心がなくなる分、食に走るようになります。
生殖器で消費されるはずのカロリーが余るので、当然太りやすくなるようです。
また、去勢して男性ホルモンの分泌が減ると、筋肉として付くべき栄養が脂肪になってしまい太りやすくなるようです。ですが、これはある程度年が行ってからの手術において出現する傾向が強く、若いうちの手術ではそれほどの影響が出ないことが多いです。
まとめ
犬の自然な体を人間の都合で奪うなんてかわいそうだ、エゴだ!という意見の方もいますが
繁殖を望まないのに本能である性の習性を我慢させ、煩わしい状態でいさせることだって十分かわいそうなことだと思います。
去勢手術によって煩わしさによるストレスを取り除き、健康で長生きさせてあげられるなら、と私は手術することを選びました。
とはいえ大切なわんちゃんに大きな負担をかけてしまうので、よく考えてから決めていただきたいです。
次の記事で具体的に手術の前日から抜糸までの様子のレポートをまとめようと思いますので、良かったら続いて見て貰えればと思います。
次→犬の去勢手術後の様子とケア方法、費用などレポート【ポメラニアン】
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